静岡県弁護士会では、2014年(平成26年)3月15日から「自治会ホームローヤー制度」を実施しています。
この制度は、自治会に所属する住民の方が、自治会ごとに割り振られた担当弁護士による法律相談を、無料で電話により受けることができるというものです。
(この方法で実施しているのは、今のところ静岡市と藤枝市だけで、沼津地区、浜松地区は実施方法が異なります。)
「市民の暮らしと安全を守る」ために始めた制度で、日々の生活の中で、少しでも不安や疑問を感じた場合に、無料で迅速に弁護士の電話法律相談を受けられるという、全国的にも珍しい制度です。
私(靏岡)は、この制度が始まって以来、ほか2名の弁護士とともに、静岡市駿河区の大里東、宮竹、大谷、久能の各地区を担当しています。学生時代に住んでいた大谷地区の担当をするのも何かの縁なのでしょう。
制度が始まって丸7年が経過しますが、最近になって、相談件数が増えているなという感覚があります。
コロナ禍で外出は控えたいけれども、悩みや疑問を相談したいという方が増えているのかもしれません。
常に事務所にいるわけではないため電話に出られないこともありますが、折り返しの電話を掛けるなど、なるべく迅速に相談にお応えできるように心がけています。
こういうご時世ですので、上記地区にお住まいの方以外の方も、積極的に制度をご利用いただければと思います。
自治会ホームローヤーの担当弁護士は、各自治会の回覧板で、顔写真付きの担当者名簿が定期的に案内されるほか、静岡市の情報誌にも挟まれて配布されています。
静岡市、藤枝市のお住まいの方は、一度、担当弁護士をチェックしておかれると、後々役に立つのではないかと思います。
ちなみに、私の顔写真は10年近く前のもののため、実物とは大きく異なる可能性があります。